ゆめをたべてく

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有川浩『三匹のおっさん』が好きすぎる

 

 

三匹のおっさん (新潮文庫)

三匹のおっさん (新潮文庫)

 

 

 

 

三匹のおっさん ふたたび (新潮文庫)

三匹のおっさん ふたたび (新潮文庫)

 

 

もうほんと好き!大好き!!!!!と最近の私の心の叫びをこれから書きなぐります。

 

も~~~~~~~祐希と早苗が可愛くて仕方ない。キヨシゲノリの3人が爽快痛快で楽しくて仕方ない。小説読む前にドラマが始まったので、キャストに先入観なくドラマも楽しめて、設定はいろいろ変われど本質はきちんと踏まえたドラマ作りで、私の中の実写大成功枠の頂点に君臨させてあげたい。 ほんと好き。大野拓朗くんと三根梓ちゃんにいっそほんとに付き合って結婚してほしいくらい好き。(笑) だってインスタのツーショット可愛すぎたんだもん…

 

好きなところ① みんな完璧じゃない

みんなちゃんと間違うところがいい。間違うというか、失敗したり、拗ねたり、言いすぎたり、言葉が足りなかったり。ちゃんと「足りない」ところがよくて、それを補っていこうと前向きなところに惹かれる。成長していくって、今の自分じゃだめだって思うことが第一歩目な気がする。この物語の登場人物たちは、みんなそうやって自分が弱かったり、悪かったりすることを認められるところが素敵。

 

好きなところ② 謙虚(という言葉がしっくり来ているのかどうなのか)

三匹を筆頭にそれぞれ心に持つ「正しさ」とは対になるかのように「救いようのない悪意」が出てくる。それがリアルでいい。三匹によって悪事が発覚しても、思うように罰を受けなかったり、結局結果は変わらなかったり。自分たちが生きている世の中には確実に悪意や理不尽がまかり通っている側面があることを思い知らされる。みんな正しいわけじゃないし、みんなが正しくあろうと思っているわけでもないと。それを気に病みながらも「自分たちの手の届く範囲しか助けられないし、助けない」と、あくまで“定年後の暇つぶし”の枠を出ようとはしないところがまた素敵だ。これでバンバン悪者をやっつけて大きな正義感で「俺たちがこの日本をよくするんだ…!」とか言いだすようなおっさん達だったらこんなに好きになれない(笑)

 

好きなところ③ それぞれの夫婦愛

両片思い→恋人となる祐希早苗の恋愛模様に萌えるのは言ってしまえば当たり前だ。有川浩先生の書く恋愛に萌えないはずない。地球が丸くて回っていて太陽は東から昇って西に沈むのと同じくらい当たり前だ。だが普通の恋愛じゃなくても、具体的に言えば60前後のおっさんおばちゃん夫婦でも萌えられるというのがこの物語で証明されてしまった。私が最初にこの本を見つけた時、有川浩が書いてるけどおっさんの話には興味ないな~、と一度本を棚に戻した。しばらくしてドラマ化すると聞いて、それならファンとして一度くらい原作も読んでおかねばならんという謎の使命感で改めて読み始め、そしたらまんまとハマったわけで、有川浩はおっさんを書いてもやはり有川浩だった!しまった!と過去の自分を反省した次第。

この物語の大筋は定年後暇を持て余した幼なじみのおっさんが悪い人たちをやっつける話だが、そこかしこに散りばめられ絡ませてあるそれぞれの夫婦愛は、改めて「有川浩にハズレなし!胸キュンしたければ有川浩を読め!」と豪語したくなるに十分な萌え材料である。

個人的にはシゲさんの「一緒の墓入ろうな」がたまらなく好きだ。普段ぶっきらぼうな人のこういう台詞たまらん。ドラマでは更にこの前に「お前と一緒になった時から気持ちは変わってねぇんだよ」がつく。ドラマの続編では「一緒の墓入ろうな」のアンサーソングかのように、怪我したシゲに泣きつく登美子に対して「おめぇより先には死なねぇよ」が来る。最高か。

キヨと芳江のなれそめ話も好きだ。「付き合ってあげる」と言ってのけるマドンナ芳江かっこいい。原作ではなくドラマの話になるけれど、妻を失って引きこもる夫に「その気持ちは痛いほどわかる」と諭すノリもかっこいい。キヨさんが芳江を、健児が貴子をそれぞれ名前呼びしているのも良い。もうどこをとっても萌えしか転がってない。さすがです。

 

 好きなところ④ それでもやっぱり祐希と早苗

ドラマになって何がいいって、まず早苗が猛烈に可愛い。ふとした笑顔とか、拗ねた顔とか、もう猛烈に可愛い。祐希が惚れるのも無理ない。ノリさんが過保護になるのも無理ない。猛烈に可愛い。仕方ない。派手じゃなくて、真面目そうだけどお固くなくて美少女、”早苗”としてのバランスが完璧な三根梓ちゃんをキャスティングした制作陣に心からの御礼申し上げたい。そして早苗と並んだ時の身長差や、不良っぽさと心優しさとかっこよさのバランスが絶妙な大野拓朗くんも“祐希”として最高だ。付き合ってくれ。いやお前は早苗と結婚しろ。毎回そんな気持ちになる。

 祐希早苗のカップルが好きすぎて録画したドラマは毎回2人のシーンだけ繰り返して観ていた。小説の方もほんと素敵なやりとり。有川先生の台詞や心情表現って、フィニッシュ長い(©TOKIO城島リーダー)から何度も繰り返し読みたくなるし、ずっと心に残るんだよなぁ。もし今後また続編があるとしたら、この2人には一度本気で大喧嘩してほしい。祐希が浮気くらいしてもいい、いや、早苗でもいい。大学を卒業して社会人になって今までより会う時間も減ってすれ違って別れかけてやっぱりお互いにお互いしかいないって身にしみて結婚の約束をしてノリさんを泣かせて欲しい。(※ありがちな妄想)

とにかく2人がまた観たいだけだが。連ドラだと有川先生がもう一冊単行本出すくらいの話が揃わないと厳しいだろうから、単発で三匹が帰ってきたスペシャルやってくれると信じてる…!いや、『三匹のおっさん みたび』が発行されるものならこの上ない喜びですけれども!

  

好きなところ⑤ 前進あるのみ

④じゃキリが悪いな~と思って半ば無理やり付け足したわけだが(笑)、やはり、有川浩の物語って、結局はこういうことなんじゃないかなと。もやもやすることもある、諦めねば仕方ないこともある、過去には戻れないし、間違いは消えない。でもだからこそ、「今」、反省したり後悔したことを、「未来」に生かそうじゃないかと、少しでも変わっていこうじゃないかと、そうやって成長していこうじゃないかという心がある気がする。どんな物語にもこの軸はあったような気がするけど、この『三匹のおっさん』は特に、その「今から」は何歳だろうと関係なく始められるっていう、そうすればもっと人生楽しそうだなっていう未来への憧れというか望みというか、そんなものが込められていたりいなかったりするのかなーとか。私はそう受け取ったし、変わりたいと思うなら自分が始めるしかないんだよなって前向きなことを考えてる。

 

いろいろ書いたけどとにかく『三匹のおっさん』が好きで、有川浩が好きだってことです。あードラマの名台詞萌台詞書き起こしてぇーー!(笑)

 

まだ観てない人、読んでない人が居たらぜひ触れて欲しい。そして語り合いたい(笑)

 

そんな願いをかけつつ、おしまい。