ゆめをたべてく

いろんな好きを掛け持ちする飽き性

『ひるなかの流星』について語る①

漫画『ひるなかの流星』の感想及び自分の思いのたけをつらつらと。

 非常に長い上にまだまだ書く気なので①としてあります。

結末知った&きちんと読んだのは先週の金曜くらいで、この結末と全て読んでから振り返ってみての展開に対する衝撃と納得と共感と失恋気分のダメージが大き過ぎて一週間感想をかけずにいたのですが、やっとこさ書きます。というか書きたいことがありすぎて絶対まとまらないので、何度も追記・編集すると思いますがとりあえず書きます。

 

まず最初の感想として、獅子尾の感情がわかりすぎてつらい。

完全に私ごとでかつ私は恋愛のことではないのですが、過去にものすごく叶えたいことがあって、でも結果的にそれを半ば自分から手放してしまっていて、叶わないとわかってから諦められずにあがいたけれど、やっぱり叶わなくてめちゃくちゃつらかった、という思い出があります。その頃は本当に毎日のようにぼろぼろ泣いていたし、ぼろぼろ泣いたり静かに泣けてきたり、ふとした瞬間に思い出して苦しかったり、でも誰のせいにも出来なかったしむしろ自分のせいだったので本当に後悔しかなかったし、本気で立ち直れないと思ったし、本気で「10年後くらいにやっと心から笑えるようになればいっか」とか思ってました。それくらい引きずるだろうなと想像するほどつらかった。今、その時期から約7~8年経ってますが、よくフィクションの世界にあるような“あの経験があって今がある、だからあれがあってよかったんだ!”みたいな気持ちは未だ一度も思ったことがありません。未だに、叶えたかったなと思うし、でも自分が自分のままで何度あの頃に戻っても、きっと同じ選択や行動をするだろうなとも思うので、ある種運命的に“どうやったって叶わなかったこと”なんだろうなとも思ってはいるのですが、やはり後悔はしているし、別に今も毎日ずーんと落ち込んで泣いて過ごしているわけではさらさらないですが、傷は癒えても傷跡はずっと残ってる、といったような感じで私の中ではずっと心残りとしてあるものです。その心残りの思い出や感情と、この『ひるなかの流星』の獅子尾の結末とそれに至る展開は、私にとっては過去の自分をトレースしたかのごとく重なるものだった。すずめを思って自分の気持ちを偽って突き放したけど、やっぱり好きで、後悔して、でももう彼女は次に進んでいて、でも自分の想いを止められなくて、そして、きちんと終わりを迎える。「最後に言いたいこと言えてすっきりした」というのは本音であると同時に、いくら言いたいことが言えても叶わなかった想いを瞬時に消化できるわけがない。獅子尾自身、つぼみに対する想いがそうであったように、どれだけ好きでも、タイミングや距離や時間の流れで人の心は変わっていくことを知っていて体感しているから、誰よりもすずめの心変わりを理解できた。“わかりきってなお、1ミリの可能性にもかけたかった”というのも分かりすぎるほどよく分かってしまって、最初に読み終えた時は本気でつらかったです。まじで食欲なくなるくらい。ちなみにこの私が食欲なくなるなんて、大学4年の3月にまだ就職が決まらなくて決断と選択を迫られていた頃と、おととしくらいにリアル失恋した時以来とかです(無駄情。滅多にないということが言いたかった)。

 

獅子尾のつらさの何がつらいって、読み終えてからどれだけどう考えても、客観的に考えても本気で獅子尾の気持ちになってどうシュミレーションしても、あの結末が最善ってことがわかるところです。もしあの時諭吉にバレず、「好きだ」と言えていたとしても、きっと周囲に隠さなければいけない自分たちの関係が相手の負担になってないかと、お互いに気を遣って思い悩むだろうなと。でもそうやって辛い時に周りを気にせずそばにいられるのは自分以外の誰かという事実に獅子尾は嫉妬したり悔しかったりするだろうし、すずめは辛いという感情を獅子尾のために自ら進んで押し殺しそうだけど、器用に隠せるタイプじゃなくてどこかでバレて余計空回ってしまいそう。17歳は大人と子供の間にいるような心だろうし、25~26歳だって表面で社会人として大人のフリはいくらでもうまくできても、気持ちをコントロール出来るようになったわけではなかろうし、17歳から見たらすごく大人でも、なってしまえば気持ち的に10代の頃からそこまで急激に大人になってるわけでもない。そのギャップで、いろんな思いがすれ違ってしまいそう。例えば23歳と30歳なら上手くいくこの年齢差も、学校という世界で、生徒と教師という立場じゃ、きっとどうしようもない壁だったんだろうなと。でも、あの瞬間に生徒と教師として出会ってなかったら恋をすることもなかった2人だったんだろうなと。だから、運命的に出会って、運命的に別れる2人だったんだろうなと思う。そうわかるからこそ、ただ好きなだけだろうにな、と、獅子尾が切ない。

 

私、この『ひるなかの流星』はあくまで獅子尾とすずめの恋物語だと思っていて、あえて主人公と当て馬という名を冠するならやっぱり獅子尾が主人公で馬村が当て馬だと思うのです。

というのも、かつて獅子尾に対してすずめが言った「先生は真昼に見た流れ星のよう」(ちなみに3巻)というニュアンスの言葉と、12巻の最後でおそらくすずめから馬村への想いとしての一文にある「君にとっての 昼日中の星のような そんな存在に」という、流星ではなく“星”という言葉。すずめにとって獅子尾は、いつか一度だけ見た忘れられない憧れの“流星”であり、でも一瞬で儚く消えてしまった煌く思い出、対して馬村は目には見えない日中でも上で輝いている、いつもそこにある“星”、みたいな存在だ、ということではないかと思って。

この漫画のタイトルは『ひるなかの“流星“』なので、すずめの初恋、獅子尾との一つの恋物語の始まりから終わりを「美しく光って儚く消えてしまった流星のような、忘れられない恋」として描いたんじゃないかなと思うのです。(まぁ実際作者さんがどう思って作られたのかは知る由もないですが、この解釈が出来たので私はこの漫画が本当に好きです。)

 

ハイ、とりあえず感想一段落です。長い。(笑)

 

ちなみに私、この漫画はこのツイートおよびブログがきっかけで読み始めたのですが、

 

 

 

dmbcttn.hatenablog.com

 

こうやって書いてあったけど正直5巻までは本当にごくごく普通の王道ラブストーリーと思って読んでたんです。だから購入ではなくコミックレンタルで読んでた。12巻で完結することを知っていながら読んでいたら、5巻で2人の想いが通じちゃったので、「も~どうせ恋仲展開だろ?このあとどーすんだよ」と(ちょうど恋仲最終回直後だったんですね)、安心したい気持ちで自ら結末のネタバレ踏みに行ったらそれがもう今世紀最大級の地雷で(当たり前のように獅子尾とくっついて馬村切ない展開だと思っていたし、3人いて当て馬役とくっついた展開を他に知らなかったので。だって恋仲も砂時計もラブコンもきょう会社休みますもこれまで見てきた各種ドラマも、“ま、最後はこことここくっつくっしょ”って2人がくっついてハッピーエンドだったんだもん!!!)、心底慌てまくって急いで12巻まで借りに行き、読み、いろんな意味でショックを受けて食欲なくなるわいろいろ手につかなくなって部屋は荒れるわその間に旅行の予定が入っていたのでてんやわんやするわで、感想をポチポチとスマホのメモに溜めては獅子尾を思って苦しくなったりしていました。番外編でちょっと救われて、でも足りなかったのでなんとか獅子尾にもわかりやすく幸せになってほしいと鮫島さんとのその後を必死で妄想して小説を書きたくなったりもしていました。笑

ちなみに「この漫画は私の人生で必ず何度も読み返す作品になる…!」と感じて、そういう大切な存在にはきちんと作者及び作成に携わる人に対価を支払いたいと社会人になって思うようになっていたので、古本屋ではなく全巻新品で購入しました。今日届いたのでまた読み返してましたが何度読んでも苦しい。何度読んでも苦しいが、何度読んでも、この展開に本当に納得する。この展開でよかったと心底納得出来すぎるが故に、どうやっても獅子尾とすずめはハッピーエンドになれなかったことを突きつけられて苦しい。誰も悪くないのに、獅子尾の想いが叶わないのが悲しい、と思って本気で切なくなります。

 

と、と、とりあえず、獅子尾についてあらかた書きなぐったと思うので一旦アップしとこうかね…なんか冷静になると架空の人物にここまで思い入れて食欲なくしてる私ってなんなのっておもってきましたよ。でもまだまだ書くよ。

たぶん読んでも支離滅裂でわけわからなかったと思いますが、もしここまで読んでくださった方がいらっしゃればありがとうございました。周りに『ひるなか』読んでて語り合える人がいないので、この気持ちを共有してくださる方がいれば非常に嬉しい限り(T_T)

 

まだまだ書きたいことが本当にたくさんあるので、すみませんが続きます。よろしくお願いします。

 

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ひるなかの流星 番外編 (マーガレットコミックス)

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