ゆめをたべてく

いろんな好きを掛け持ちする飽き性 ★夜空から記事移行中

映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』

12/9 鑑賞 いっせーさんHappy Birthday!

 

一言で表すなら、

「天才の頭の中を覗いた感じ」の映画でした。

 

ゲームの中の世界みたいに、いろんな世界がアキの「妄想」の中にあって、その「妄想」の中の世界は架空なんだけどそれぞれの人物が意思を持つパラレルワールド。それは寝る時に見る「夢」と同様であって、最後に夢の中にいる、つまりアキの「現実」とは異次元に存在するカイトとの別れが訪れる。

夢は「その人の作り出した世界」、でも、夢の中の人物はそれぞれ、思い通りに動くわけじゃない。「妄想」や「夢」の中に、アキは神の視点ではなくて登場人物として存在する。

 

どこまでが夢の世界だったのか、どこがアキの生きる「現実」だったのか。

カイトと出会い、愛し合い、そしてカイトが死ぬ「現実」が現実だとして、女優になった世界、役を奪われた世界、精神病棟に入った世界、人を殺す世界、どれが「夢」だったのか。

「夢」の世界の中でまた夢の世界を作り出して、何重にもそのパラレルワールドが重なっていたとしたら、カイトの存在さえアキの作り出したものなのかもしれない。

そんな風にも解釈できる映画。

 

ギュルギュルと世界が回って、ハッと目が覚めて、

何度も何度も「覚めて」いるはずなのに、それが「現実」だったのかどうか。

 

もう1人の自分であるブチが出てくるのが現実なのか夢なのか。

 

ロールプレイングゲームの登場人物たちが、勝手に動き出したような、そんな映画。

 

どれが現実で夢で実体験で妄想で。

それは生きている本人にはわからない。今自分が生きている世界の他にもうひとつ、パラレルな世界があるのかもしれない。そんなことを思う。

天才の頭の中、どうしたって常人には理解できん…!(笑) でも、その理解できなさを楽しむ映画なのかなと。

 

桜井ユキさんがめちゃくちゃ身体を張っていて、体当たりで演じていて、すごいなーと単純に思った。女優ってすごいなと。あんなにもアキとして生きて、心が壊れないだろうかと心配になってしまった。女優さんに余計なお世話ですね。

高橋一生さんの魅力は言わずもがな、とても美しく儚く、理解できない人だった。別れのシーンの穏やかで切ない美しさがとても好きでした。

 

屋上にベッドが置いてある部屋(?)という設定なのですが、終始「それ雨降ったらどうするの…………?」などと思ってしまっていたので、私は天才にはなれないなと。雨降ってぐずぐずになったベッド想像するだけでウワァァァってなる(笑)

 

以上雑感ですが。

ジントニック、ライムじゃなくてオレンジで」と言いたいがためにジントニックを飲みたい気分です。