ゆめをたべてく

いろんな好きを掛け持ちする飽き性 ★夜空から記事移行中

12/17『ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~』

「ミュージカル観てみたいなぁ」と軽い気持ちで呟いてから1年余り、念願の初舞台鑑賞行ってきました!
シアタークリエ『ダディ・ロング・レッグズ ~足ながおじさんより~』 ※本日観たのは中日劇場にて

f:id:lacht:20171217191109j:image

 

まず最初に思ったのが、
井上芳雄、足、そこから!?」(笑)
ほんと長すぎて驚いた………物理的にも足ながおじさんやん、ってずっと思っていた…(笑)

 

そんなこと思いつつ、
笑いあり感動あり、最後の感動に辿り着くまでには絶望のような感情もあり、会えないもどさしさや秘密を明かすべきかどうかの葛藤、自分の生い立ちへの悲観、むなしさ、悔しさ、想いが通じる喜び、ゆるし、…
いろんなものが詰まっていた舞台だった…!とても楽しかった、面白かった…!!!!

手紙のやりとりからどんどん2人の心が通じていって、お互いに片思いみたいになっていって、農場で山に登ったシーンの2人が、まだ秘密を抱えた状態だけど、一瞬恋人みたいに見えて綺麗だった…感動的だった。。。

あとその農場に初めて行った時に窓を開ける動きがあって、その窓から差し込んだ光がバーーーッと舞台や客席を照らしたその美しさがすごくて…!なんかわからないけど涙出た(笑) 今まで暗くて2人しか出てこない世界から、場面も2人の関係もひとつ新しいところに行った、って演出だったのかな~今思えば。

後半、卒業式のあたりからめっちゃ泣いた…「与えることは感謝という壁を生むこと」、感謝という名の負い目を背負わせるその絶望、でもだからこそ出会えた2人という切なさ。そこから、「これまでに頂いたお金返します」ってなったときの、枷がなくなった感動よ…!!!ここが私にはクライマックス、「道が開けた…!」ってなった時の感動ほんとすごかった!!すごいしか言えない、、語彙力をくれェ!

でもジルーシャの方もジャーヴィスに生い立ちのことで枷を感じていてプロポーズは断ってしまう。それをダディに相談するけど、結果的にここめちゃくちゃ深い愛の告白になってるんだよね……よく出来てる…(笑)

そして最後、ダディの部屋を訪れてジャーヴィスがそのダディだと判明したときのあのやりとりの面白さなんなん……真面目なターンなのに……(笑) 「続けて?」最高かよ…。
2人の思いが通じてお互いに枷がなくなっていって、最後の最後まで「ハゲ」「じゃない!」とか入れてきて笑えるのにめちゃくちゃ感動的だった、、「もうこれで許すわ」の美しさ…はぁぁぁ2人とも清らかで美しい人たち、そしてお互いへの深い愛…素晴らしい……。
最後のチューめっちゃ可愛かったな…「キス」というか「チュー」って感じで(笑)可愛かった…。そのあとのハグは力強くて。芳雄さんの美しい手ガシッと背を抱くの見ながら幕が下りて最高のラストだった!


なんていうか全体的に、おぉミュージカル面白いやんけ!と思いました(笑)
デスノートミュージカルは観たことあったけど、ミュージカルらしいミュージカル(?)は初めてで、ほんと面白かった…歌声(声量も歌の上手さも)すごかったけど、ちゃんとお芝居との地続きに歌があって。前に関ジャムで芳雄さんが「“気付いたらいつの間にか歌ってた”というのが理想」みたいなこと言ってたけど、それに限りなく近いと思った。少なくとも「いきなり歌い出したなおい!w」みたいなのはなかった。初めてだったけどすんなり観れたし、でもその世界観にどっぷり浸かれて最高だった!
全体的にちょいちょい笑いどころ挟んでくるのめっちゃ楽しかったし、最後の最後まで!なんか伏線回収みたいで超楽しかったわ!!!!!!

それもこれも、お2人の実力がものすごいんだろうな。。。芳雄さんの歌がすごいのはなんとなく知ってたけど、ナマの楽器演奏と共に聴くその迫力よ…!あの伸びやかさなに…。あくまでその世界で生きてる人の歌声として届いてるのもすごい…座ってたり動いたり芝居しながらあの安定感、、ミュージカル俳優ってすげぇ…。おちゃめな動きも多いジャーヴィス(少年み溢れてて可愛かった)からの、卒業式~「チャリティ」歌ってるときのお芝居よ…絶望感の伝わり方がとんでもない。涙浮かべながら歌うとことか。これがこの人の実力…!と思った。。

坂本真綾さんの美しさもやばい、芝居と歌がすんなり繋がってるのすごい、歌めちゃくちゃ上手いんだけど、それをあんまり感じさせないくらいジルーシャとしてあの場にいた…ジルーシャだった…。通して、可愛い面白い綺麗可愛い人だった(笑)
あとお2人とも、別の人間を一瞬演じる時の変化具合がとってもすごかった!特に2人で同じ人物をやったところの、本当に1人に聞こえた感じ!すごいと思った!!(さっきからすごいしか言ってないですね……。)
総合的にほんとすごいなと思ったのが、ナマでやってるのにブレとか一切存在しないの、全場面全瞬間で音が美しい。演奏とお芝居と歌声と、その間合いとか全てがピタッとハマっていたような3時間で。完成度が高い、というのはこういうことだなと。舞台上からもお客さん側からもいい意味で緊張する瞬間みたいなものがあまりなくって、穏やかに最高の芸術品を眺めているようなほんとによい時間だった。

 

カテコトークで芳雄さんがちょくちょく合いの手入れながら笑いとってて、アウト×デラックスの「誰よりもウケたい」っての思い出した……今日は誰よりもウケてましたよ…!!!!坂本真綾さんとのやりとりも、同じ場所で生きるとってもいい仲間との談笑という雰囲気で、ほんとにミュージカル俳優楽しいんだろうなって気がした!
数回カーテンコール繰り返したあと最後の最後にハケる時、ブンブンブン!!!!って手振って去って行ったのとても可愛かった。少年み。

 

舞台上に2人しかいなくて、出てくる人物も多くなく、とってもシンプルな物語。外国人の名前覚えるのが死ぬほど苦手な私でもついていけるお話だった!(笑)


たくさんの感情と愛が詰まっていて、「与えるより受け取る方が大変」みたいな考えさせられる言葉もあって、心から感動できる物語で、本当に楽しめました。ありがとうございました~!!!!!