ゆめをたべてく

いろんな好きを掛け持ちする飽き性

映画『勝手にふるえてろ』

やっと観れた…!感想ざーーっと殴り書き。

 

「絶滅した動物が好き」なヨシカ、イチとは絶滅した動物の話で盛り上がって、二とのデートで動物園に行く対比。既に失われたものと、未来のある今も生きているもの。過去と、現実。

 

イチが悪気なくヒドい男だったけど、でもそれはヨシカ目線での話で。彼は彼なりにしんどい過去があって、今も“ホントは来たくなかった”集まりに参加してたんだと思うと、ヨシカと話が盛り上がって笑えただけでもとりあえずよかったなと思う。イチは何度もいろんな人に名前を呼ばれ続けてたけど、本心では注目されてるのが嫌だったのなら彼の中に「名前を呼ぶ」ことも「知ってる」ことも「知らない」ことも、そんなに大差なかったのかもしれないよな。

 

そして“人の名前覚えなくて、すぐ変なあだ名つける”ヨシカが、自分の名前をイチが知らなかったことにひどく傷ついてるのがどこか滑稽で、虚しくてでも人間ってそういうものだよなと思った。最後にきちんと霧島くん(二、名前霧島だったんだねと思った)の名前を呼べてよかった。知っててよかった。

 

留美が「あ〜〜こういう女子いるよね〜!」な、なんていうか“女子らしい女子”みたいな、偏見を固めたようなキャラクターで、石橋杏奈さんがまたそういう役超似合うからめちゃくちゃよかった。悪気があるのかないのかわからなくて、こっちが悶々としちゃうやつ。わかる、「よかれと思って」ってやつな、よかれと思えば何でも許されると思うなよ!?ってやつ、でもそんなこと言ったらこっちが悪者になるやつ。ん〜〜〜〜わかる!ここまで「わかる!」と思えるキャラクター造形がすごい!

 

二、最後の濡れ鼠の色気なんじゃあれ。突然の覚醒。前半のうざキャラからの転身がパねぇ。どした。何があったんや。失恋か。思わず着拒するくらいの失恋が彼の色気を引き出したのか、そうなのか!?

胸に付けていた付箋は「1」枚で、「一」の形で、それが落ちて、二のかぶった雨水が染まって、二の名前を呼んでキスするの、イチがヨシカの心からいなくなった演出なのかな〜〜などと勘ぐりました。ヨシカの胸に付箋が付いてるのを二が見るのはおそらく「2」回目、付箋の「1+1」が「イチ」から「二」になったんだな〜きっと。

ふせんに染まっていく雨水が最後一瞬ハート型になるの映像でしか出来ない演出でニクいな〜と思った。

 

イチと同じく街の人を生活の中で召喚してたヨシカ、本当は孤独だと歌うシーンの切なさとちょっとした恐怖が印象的。うますぎない歌声の“ひずみ”がすごくヨシカの心に存在するヒビっぽくてザワザワした。

 

結局幸せになったんだかなってないんだかよくわからないけど、ヨシカが現実の二を自ら選んで目の前の触れられるところに召喚出来たのは、そんなヨシカを「ちゃんと好き」と二が言い続けてくれるのは、とてもよかったなと思う。

 

 

松岡茉優の可愛さと凄みを存分に堪能出来て、ほんと松岡茉優無双な映画だった〜!なぜか不器用な人がとても似合うよな、松岡茉優

あとまぁ北村匠海のビジュアルがとてもよかった。“憧れ”の体現者として最高にハマってた。ありがとうマッシュルーム。ありがとうコート。ありがとう白ニット。しれっとタワーマンションに住む龍二さんもありがとう〜!!!!!!!!

北村匠海目当てという切り口で言えば「登場時間少なっ!」だったんだけど(ヨシカとイチと二の三角関係くらいのあらすじ出されてたので)、少ない中でむちゃくちゃ思い出をありがとう…って感じだったな………私も脳内にイチを召喚させるよ…。個人的には、一切悪気なく、名前を知らないことをただ知らないという事実としてのみ受け止めてて「名前なに?」って聞くあの顔が大変好きでした。あと同窓会に躊躇いがちに来た顔も。私もイチ様に冷めた目で見られたい。悪気ないイチ様に傷付けられたい(どんな欲望)。

あとやっぱり芝居してる北村匠海の声が好きだわ。いつも好きだけど芝居してる時の声がなんか好き。映画だから音響の関係なのかな……映画の北村匠海の声は特に好きな気がする。

 

 

これでひとつ「いつか観ようと思って溜めてる作品」が消化できたのでよかったです。いい映画でした。

次は何観ようかな〜!

それではまた。