ゆめをたべてく

いろんな好きを掛け持ちする飽き性

映画『東京リベンジャーズ』 ※ネタバレ

・原作未読
・元々の好みで言えば、ヤンキーが喧嘩する物語はそこまで興味ない(好きでも嫌いでもない)
……な私が観てきた東リベ映画感想です。
ネタバレします。では早速どうぞ。

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(謎に記念写真を撮ったので置いとく。加工が下手すぎて残念)


 

 

 

 

 

 


まずひとつ思ったのは、「これ序章も序章では?」です。
原作読んでないけど20巻以上あるのは知っていて、コミックス20巻分の内容を1本の映画にできたとは到底思っていなかったけど、その予想を遥かに超えた、いわば「プロローグ」でした。これが原作のちょっと長い予告だと言われても納得する。『HUNTER×HUNTER』のハンター試験合格しました!ってとこで終わった感じ。実際ハンターとしてやっていくのこれからです!ってとこ。なんせ原作読んでないから知らんけど、そんな印象だった。
ヒナタの死は先延ばしになっただけかもしれないし、そもそもヒナタ(と直人)が抗争に巻き込まれて死んだのは偶然だったのか? もし偶然じゃないとしたらどこに動機やきっかけがあったのか。一番最初にタケミチが生きてた世界のドラケンの死後どうやってキサキとマイキーはつるむようになったのか。キサキの目的は? 「マイキーの隣」で何かしたいことがあった?それともマイキーという人物への執着?? ……とかさ、いろいろ、もういろいろ、謎残しっぱなしで終わった。間宮さんと清水さんが舞台挨拶で「伏線って普通回収されるじゃないですか? 俺ら、伏線置いただけ(回収されてない)」って言ってたけど、ほんとにそう。気になったら原作読まざるを得ない。まぁ読むよ、読むけど……!笑


次に思ったのは、「ドラケンまじかっこよ……!!!!!」ですかね。
一応主演の中の人が推しなのでそれきっかけで観に行ったわけですが、キャラクターとしてはもうドラケン一択推しになりそう。ま~~~~じで格好よかったなドラケン……。あの突飛な髪型と衣装が似合いすぎる山田裕貴に乾杯。
トップに信頼されるNo.2という役どころ私のツボすぎた。私は昔から戦隊で言うブルーが好きでね……。さらにトップと背中合わせで戦えるシンメ的な人がほんとに好きなのよ、実力はほぼ同程度、お互いに認め合いそのポジションを選びそこにいるような関係性が。他作品で言えば『図書館戦争』シリーズの小牧みたいな。だからドラケンほんとよかった、、。最初の世界で彼=心を失ったマイキーがどんな道を歩んだのかも知りたくなる……どんな気持ちでそのタトゥー入れたの、とかさ……。しかもリベンジ後にタトゥーが消えたってことは、その世界の10年後にはドラケンはたぶん生きてるんだよね……え、ドラケンのその後も読める…?? まじで原作読むわ……。
しかしクール役の山田裕貴、バチくそ格好よかったな!???? 顔も体格も(体格は役に合わせて大きく見せてたはずなので若干ゲタ履いた状態だけど)めちゃくちゃよかった……格好いい…………。私がこれまで観てきた作品は割とおちゃらけ系かダメ男って感じだったから、「山田さん、こんなに綺麗な人だったんですね…!」という発見がありました。ありがとうドラケン。


あと思ったこと、よかったところざっと箇条書き。
・タケミチは主人公であると同時にこの世界の中心であり“目”で、「タケミチという人間」が描かれるというよりは「タケミチを通して見た世界」が描かれた映画だったなという印象。ゆえにタケミチというキャラについてはこれから原作読んだり映画2回目以降でもっと考察していきたい所存。でもひとつ言うとしたら27歳であの部屋の散らかり具合とカビ食パンにマヨネーズはほんとにやばいと思った。笑
・予告とか事前に出てた写真よりヒナタが超絶可愛かった(写真だけだとウイッグもうちょっと自然にならんかったんかな~と思ってたw)
・タケミチとヒナタの体格差激萌え(というか大抵の男とのツーショットを体格差萌えの沼に沈める今田美桜の華奢さと小ささが天才。大勝利。)
・病院での最後のシーン 涙を流す吉沢亮の美しさと表情のすばらしさ
・あの髪型で、金髪に黒まゆげで、「ダッサw」ってならない吉沢亮の顔面の強さ
・現代verの黒髪タトゥーなマイキーの美しさ こいつはやばい 神社のシーン あれはやばい 
間宮祥太朗のハマり具合 こういう底意地悪そうな賢そうなヤクザやらせたら右に出る者はおらん
・原作読んでないくせに言うけどキャスティングがすごい みんなヤクザがめっちゃ似合う
・15秒しか出てない(清水さん談)のにハンマの存在感パネェ~~~ 現代と過去で髪型が違ってどっちも超似合うし過去のクレイジー感と現代のコイツ敵に回したらやばそ~~~感が短い中に詰まっててやばかった
・戦いのシーンで羽根的な何かが舞ってそこに光が差し込む画がめちゃめちゃ綺麗だった 白く舞うものと光を背負う吉沢亮は最強
・アッくん含めた溝高とのわちゃわちゃシーン いい みんな揃ってかけつけて救うのもいいしそこで童貞の確認するのがめちゃくちゃ“らしくて”、いいw
・自転車2人乗り、(リアルにやったらよくないけどフィクションの世界において)このモーションから醸し出される尊さは一体何なんだろうな……ほのかなノスタルジーと青春の儚さが詰まっているよね………
・直人の姉を救いたいというピュアな正義感と、それゆえに悪だと思っている対象への嫌悪、ちょっとしたクレイジーさがとてもよかったしやや思い込みで突っ走るところはマイキーをビンタしたヒナに通ずるものがある 姉弟の描き方秀逸やな
・主題歌めっちゃよい。ライブ行きたくなる曲。これもたぶんこの映画合わせで制作・発売されたと思うんだけど、そういうこと考えると撮影が止まったり公開が延期されるってほんとに私たちが想像できない苦労がたくさんあったんだろうな~と。しみじみ、映画公開できてよかったなと思った。2020年10月(だったっけ?最初の公開日)に公開・発売される予定だったもののお披露目が1年近くずれ込むってほんと……調整お疲れさまでしただよまじで。

 

さて、ここからはあくまで個人的な感覚と好みの話になります。悪口めいたことも書いてるので読む読まないは各々でご判断願います。
最初に書いたけどそもそもベースとしてあまりヤンキーものを進んで観る人間じゃないので、好みがズレてることはもう仕方ないのよ。でも思ったことは吐き出したかったのよ、、ところどころ言い方がダメ出しみたいになってかなりうざいな?とは思ってる。ごめん。



先ほどもちらっと書いたけど、回収できない風呂敷を広げすぎじゃない?笑
だから「予告」っぽく見えたんだと思う。映画は映画として1本の作品なのでその中で綺麗に辻褄が合うように作ってほしかった。続編が決まってるならわかるけど舞台挨拶のあの様子だと決まってないようだし(とか言って、話は上がってるけどキャストのスケジュール調整で難航中とかかもしれないけど)、なんかこう……原作から要素抽出するの難しいのはわかるけど、わかるんだけど、なんかこうスカッとはしなかったよね……だって伏線回収してくれないんだもんw 三ツ谷とかまじ突然説明もなく表れて「あいつ強いぞ」的な超絶雑なキャラ紹介が敵陣から一言あったくらいで、そりゃ原作には当然エピソードあるだろうけどこの映画に限っては物語に1ミリも噛まない存在だったじゃん……。
マイキーやドラケン、東京卍會の過去と現在を含めた話を描こうと思ったら絶対的に尺足りないのはわかる。その上で、タイムリープとヒナタの話を中心に置いてたと仮定した場合、それにしてはキヨマサとの戦いは丁寧に描くし何回もあるし、タケミっちは物理的にはあんまり強くならないから一方的にボコられまくる。じゃあ、「最初の壁」としてのキヨマサとの戦いに焦点が当たってるのかと思えば、のぶくんの番手そこなん!?????だったし。なんだろう、続編を見越してパート1として作り始めたけど諸々あってその予定ポシャってパート1だけでも公開するけどでも全部直すのは無理なのでこういう話にまとめました、って感じか?
今回の映画、サブタイトルつけるなら「キヨマサ編」みたいなことだと思うし、「最初の壁」としての描き方はあれでよかったと思うんだけど、「最初の」壁と言うならその「次」がないと、最初もなにもなくない???? これが仮に原作なしの映画だったとしたら何のこっちゃってなるでしょ。とにかく、映画という一つの作品にする以上それ単体で成立してほしいのよ個人的には…! まぁ作り手の苦労なんぞわからん素人の意見でしかないけど、回収できない伏線は張らないで???? 張っても1つ2つにして舞台挨拶とかで「実はあれ……」って解説できるレベルにして?w


番手や扱いの話でいえば、今回の映画に関してはハンマより(なんなら三ツ谷より)パーちんの方が出てたし喋ってたしなんなら抗争のきっかけじゃ~~~ん超重要じゃ~~~ん!!!!! なんでムビチケなかったの!??? 堀家一希さんも舞台挨拶出してあげてよ……!笑


また伏線の話、というか構成の話?になるけど、
最後、ドラケンが一命をとりとめてタケミチが走っていくうちにリベンジできた現代になって、アッくんは美容師になってて、ヒナタと再会できるまでの流れとスピード感、描き方、めちゃくちゃ好きだったんだけど、ここをその速度でやるならキサキがアッくんを殴ってるシーンはアッくんの顔が映ってない最初の1回で十分よかったし(タケミチを電車に落としたところと同じパーカー=あれがアッくんだった、ということはわかるので)、ヒナの「君はいっつも急に来るよね」は3回いらん、2回でよかった、最初と最後で十分理解できる、…とか、こう描き方がちぐはく?というか、なんだろう、好きなシーンもたくさんあったけど、個人的には間延びというか長く感じるシーン?も多かったなと思った。「知りたいこと(描いてほしかったこと)」と「この情報は繰り返さなくても大丈夫です」というバランスが私の感覚とはあんまり合わなかったな~~。パズルに例えたら、(私が)必要だと思うピース見つからないのに不要なピースそこらにたくさんある、みたいな。いやこれ別の台座のピースじゃん!みたいなさ……。
長く感じたという意味では、ドラケン周り(?)のあれこれもそう。「ドラケンがナイフで刺されて死ぬ」「キヨマサとキサキが出会う」の情報だけでもうキヨマサが逆恨みしてそれを間宮(キサキね)に付け込まれてドラケン刺すんだろうな、って察せられるじゃん。その前の、アッくんがキヨマサを刺そうとしたのはたぶん“一度叶わないと思った相手に武器を使う”の暗示みたいなものだろうし、とにかくドラケンの死因について察してから実際そうなるまでめっちゃ長かった!w その間にもビール瓶で刺されそうになったりいろいろフラグかき回してる感はあったし、お祭りのシーンがないと現代に出てくる金魚の説明がつかないから出来事としてはよかったんだけども、なんだろう、早くドラケン刺されて次の展開いこ???と思ってしまった(笑)

でもこれも、私が普段録画や動画を1.5倍速で観ているせいなのは自覚してるんだよね、、ごめんとしか言いようがない(笑) 「映画をゆっくり観る」とか、「間を楽しむ」ことが下手になってきてるのかなとも思う。動画もそうだし、漫画や小説も、自分が観たいところだけ観たり知ったりすることが出来る。それに慣れすぎて、自分が「必要ない」と判断したものを「この時間なに…?」って思ってしまうというか。それってどうなんだろうな~~~~~でも時間は有限だし、観たいものを観たいし(笑) 無駄とか無駄じゃないとかってほんとうに人それぞれの好みだと思うので、私は私の好みに合う作品に出会えたらいいなと思います。

……最後映画の感想じゃなくなったけど、何はともあれ、撮影中断や公開延期を経て、なんとか無事にこの映画が完成し公開されたのはほんとうにおめでたいことだし、これだけの映画で、これだけのキャストで、その主演に推しこと北村匠海さんが居ることは心から感慨深い気持ちになりました。親でも知り合いでもないただのファンだけど、ただのファンとして「映画やります!」っていう発表からずっと見守ってきたので、ほんとうによかったなと思ったし、宣伝やネットニュースを見かけるたびに誇らしい気持ちになります。今回舞台挨拶のライビュ付きの回で観たんだけど、最初と最後の挨拶に匠海くんの名前が呼ばれること、わかってるはずなのに「おぉ~~(拍手)」って気持ちになった。あと個人的に、今日の髪型が匠海くんを知った頃の雰囲気に似ていてキュンとしました。舞台挨拶もわちゃついてて適度にすべってて面白かった(笑)

それでは、間宮さんと清水さんのため、そして回収されない伏線にモヤッとした私のために、続編があることを祈って感想終わります……! ツイートでも書いたけど、続編やるならもう『海猿』みたいに連ドラ→映画→映画くらいのボリュームでやってほしいと思ってるよ!! 頼んだぞフジテレビ!!!!!

また原作読んだり、2回目観たりして思ったことがあれば感想書きます。

ごきげんよう、さようなら。(突然の花アン)(お亮と山田さんを観ながら『なつぞら』コンビじゃん…と思ったせい)(?)